○言葉の“ひげ”とは
言葉のひげとは非単語とも言われ、言葉にならない言葉のことを言います。
『え~』『あの~』『その~』
など会話になくてもいい余計な言葉です。
何を話そうか迷ったり、考えたり、言葉に詰まった時につい出てしまう事があります。
口癖のように必ずこの言葉のひげが出てしまう方も少なくありません。
“言葉のひげ”はお客さまにとって目障りであると同時に、言葉のひげが気になって肝心な情報を聞き逃してしまう可能性もあるので、なくす努力をしましょう。
○“言葉のひげ”に気付こう
言葉のひげをなくすには、まず自分が言葉のひげをどの程度使っているのかを把握する必要があります。
多くの方は自分ではわからないので、同じお店のスタッフや周りの親しい方に言葉のひげをどの程度使っているか聞いてみましょう。
自分が言葉のひげを使っていることに気付くことが、なくすための第一歩と心得ましょう。
また、言葉のひげが出そうになった時は、「え〜』や『あの〜』という前に一呼吸置くようにしてみましょう。
○“言葉のひげ”をなくすトレーニング
会話中に言葉のひげがよく出る人は、口癖になっている人と、考えながら話す癖がある人に多いようです。
なにを、どのように話すのか。
話す内容を十二分に理解してから話すとよいでしょう。
しかし、どうしても言葉のひげが直らない人は、自分自身の話し方をビデオに撮り、同じ内容をひげが出ないように話してみる練習を重ねることによって、改善していきます。
日常の接客場面では、徹底的にひげを出さないぞ、と意識しながら話す事もよい訓練になります。
⭐︎ワンポイントアドバイス
接客中に言葉のひげ、つまり言葉癖が出てしまうと、お客さまはその癖が気になり、肝心の商品説明やアドバイスが入ってこなくなります。
何度も繰り返し意識して言葉のひげをなくす努力をしましょう。
⭐︎チェックポイント
✔︎”言葉のひげ”とはなにかを理解する
✔︎自分がどれくらい会話中に”言葉のひげが出ているかを知る
✔︎お客さまにとって”言葉のひげは百害あって一利なしということを知る