○お客さま役はしっかりと設定を用意する
お客さま役をやる時は、買い物の目的(ニーズ・ウォンツ)はもちろんのこと、自分自身の職業や年齢等の「設定」をしっかりと用意しておきましょう。
この設定がしっかりと定まっていないと、ロールプレイング中の会話が安定せず、時には論理がかみ合わなくなってしまいます。
また「設定」次第によってはスタッフ役の接客力をアップさせることもダウンさせることもできるのです。
○お客さま役の設定の仕方(買い物の目的、職業、年齢、家族構成等)
お客さま役の設定を決めるときに基本となる考え方は「自分自身の生活」から大きく外れないことです。
まずは、自分の両親や友人、会社の上司や取引先など、ありありとイメージできることから設定を考えるようにしましょう。
自分自身の環境とあまりにもかけ離れた設定を作ってしまうと、スタッフ役との会話に詰まってしまったり、現実離れした話をしたりして、相手を困らせてしまうことがあります。
まずは、自分自身を取り巻く環境を思い浮かべてから状況設定を考えるようにしましょう。
○設定通りにいかないこともあるということを理解する
お客さま役は設定を考えるときにどの商品を買うのかをあらかじめ1,2点決めておきます。
この商品から逆算して、誰用のものなのか、いつ使うのか、どのようなニーズがあるのか等を考えます。
しかし接客を受けている最中に欲しい商品が変わってくる事もあります。その際は柔軟に対応しましょう。
本当に上手な接客を受けると自分が買おうとしていた商品が変わることは多々あります。
よって全て設定通りに進めなければならないということはないと心得ておきましょう。
⭐︎ワンポイントアドバイス
お客さま役の「設定」の準備をすればするほど、ロールプレイングの際は自信を持って、自然体でいることができますよ。
⭐︎チェックポイント
✔︎お客さま役としての「設定」を自ら作ることができる
✔︎「設定」から外れたとしても、自然体で臨機応変に対応できる
✔︎お客さま役次第で、ロールプレイングの成否が分かれるということを理解している