○ビデオカメラを使うことの利点
接客ロールプレイングはビデオ撮影を取り入れると格段に進歩します。
人は自分の表情や態度、癖などを他人に指摘されるといい気分がしません。
しかし、実際に自分の接客シーンを映像で観てみると「気づき」が早く、改善もしやすくなるのです。
また、自分がお客さまだったとしたら、どのような接客をしてほしいのかもわかります。
何十年も接客をやって来た人が今まで気付かなかった自分自身について、一瞬でわかってしまうのがビデオを使った練習なのです。
○撮影アングルの注意点
ビデオ練習を取り入れる際は、3人1組で実施するのが効果的です。
1人目はスタッフ役。
2人目はお客様役。
3人目はビデオ撮影兼オブザーバー役です。
ビデオ撮影をする際は主にスタップ役の表情と仕草が見える位置で撮影を行うようにしましょう。
なにも考えずにビデオを撮っているとスタップ役とお客様役が重なってしまい、結局映ったのはお客様役の背中だけだった、などという失敗が多々あります。
理想はスタッフ役、お客さま役、ビデオ撮影役が上から見て三角形になるように位置取りできるとよいでしょう。
○フィードバックは映像を見ながら行おう
撮影したビデオがすぐに再生できるように準備をしておきましょう。
理想はビデオカメラ、パソコン、投影用プロジェクターです。
この3つを配線でつないでスクリーンや壁などに映しながら、お互いにフィードバックをし合うのが理想です。
スクリーンに映すことによって、他のメンバーも一緒に学ぶことができるので、出来るだけ大きく映すとよいでしょう。
もし、ビデオカメラやプロジェクターがない場合はスマホ等でも代用できますが、やはり学びを深めるためにもビデオカメラは必須と考えましょう。
⭐︎ワンポイントアドバイス
たくさんのメンバーのロールプレイングビデオを見て勉強をしよう。
そして良いところはどんどん真似をして自分の接客力をアップさせましょう。
⭐︎チェックポイント
✔︎接客の練習にビデオ撮影を取り入れる利点を理解している
✔︎ビデオを撮るポイントを理解している
✔︎フィードバックは主に映像のどの部分を見て行うとよいかを理解している