○起承転結で話すということ
起承転結とは本来、文章や物事を組み立てる順序や構成の型のことを言います。
起承転結で話すとは、話の前提や内容の詳細を最初に話し、最後に大事な結論を話すことを言います。一般的には大事なこと、つまり結論をしっかりと伝えることができれば問題ないのですが、自分の話に夢中になり、結論を伝え忘れることがよくあります。
そこで「起承転結」を頭に思い描いておくと、最後にしっかりと結論を話すことができ、お客さまの理解も深まるようになるのです。
○起承転結で話すことのメリット
一番大きなメリットは最後に大事な結論を話すことにより、お客さまはあなたの話の最も言いたいことを記憶しやすくなり、納得感が高まると言うことです。
また、話の前提や詳細の話し方が上手であればあるほどお客さまは最後のオチである結論を楽しみに話を聴いてくださるので、聞く耳と心を惹きつけることができるのです。
思いつきではできませんので、しっかりと話のストーリーを考えて話す必要があります。
○起承転結で話すトレーニング
起承転結で話すといっても、全ての話を起承転結で話す必要はありません。
また順番に話す必要もありません。
大切なのは「起」何の話かという前提や詳細の部分と、「結」最も伝えたい大事な部分です。
接客トークの練習をする時はこの2つを考え、何度も繰り返し話をしてみましょう。
しかし、起承転結は万能ではなく、お客さまによっては「結」の部分の大事なことを先に知りたがる方もいらっしゃるということも覚えておきましょう。
⭐︎ワンポイントアドバイス
起承転結トークを極めると、本当にお客さまを燃了する話し方ができるようになります。
まずは商品説明をストーリー立てて話せるようにしてみましょう。
⭐︎チェックポイント
✔︎起承転結で話すとはどういうことかを理解する
✔︎結論(最も大事なこと)を伝え忘れないようにする
✔︎結論を最後ではなく、最初に聞きたいお客さまもいるということを知る